CoCoとフランス語とネーミングライティング

たびたび見かける「CoCo」という文字の入ったお店

 

ココシャネルと言った有名ブランドからカレーハウスCoCo壱番屋といった有名カレー店まで、ワードとして人気のこの「CoCo」

 

 

 

お気に入りという意味があると思って使ってる企業さんも多いのでは?

 

CoCoはフランス語でお気に入りという意味があるんですよ!

 

なんて得意げにHPなどに乗せちゃってるところもあるんですけど、実はこの言葉、フランスでお気に入りという意味で使われることはまずありません。

 

ココシャネルの場合は創業者の愛称で、ココと呼ばれていたことからつけられていたり、カレーハウスCoCo壱番屋はココが一番という意味で日本語だったりするんですよね。

壱番屋 - Wikipedia

 

じゃぁなぜこのような間違いが起きているのか、その理由の一つに挙げられるのは某大手クラウドソーシングサービスでネーミングライティングの提案でかなりの頻度で出てくるためなんです。

 

間違った情報をもとに名前を提案して、それを見た素人の人が「あ、こんな意味があるんだ!」って勘違いをしたままお店の名前につけちゃってることも少なくないんですよね。

 

何回でも言いますけど、CoCoという文字にお気に入りという意味はありませんので、お店の名前を付ける時などはぜひ気を付けていただきたい。

 

ちなみにフランス語でお気に入りは「favori」もしくは「シュシュ(chouchou)」などがあります。

おそらくこのシュシュを見間違えたか省略した形で名前にしたのを見た人が「CoCoにはお気に入りという意味があるんだ!」って勘違いして、それが広まっていったのかもしれない。

 

「coco お気に入り 某クラウドソーシングのサイト名」で検索すると相当数の提案を見ることが出来るので面白いですよ。

当選されてる案も結構あるのであぁ可哀想だなぁと思っちゃいますよね。

 

なのでまぁ、これ以上間違った名前の恥ずかしいお店が増えないことを祈ってます。